デデデン、デデデン、デデデコデンデン・・・
(中略)
We meet again 〜 S・S・E・R 〜
スタート前になると鳴り始めるこの音楽。
歌い方は清志郎っぽく。
あまりのヘビーローテーションで耳についてしまったわけですが。
というわけで、ラリーレイドモンゴルの登竜門、SSERに参加してきました。
一言で言うと、ハード・・・と言っても、コースがハードとかそう言うんじゃないんですが。
同じ2DAYSでも坂内とは大違いですな。
参戦者は、
Gr.Bには、過去にグループNで優勝経験のあるE長。
Gr.Nには、稲Y、英K、S田。
Gr.Nはこの3人で「NEO-HSTR」としてチームエントリーもしています。
英K君、外装、オレンジにしたら? 久々に登場 HSTR JAC
ここで先ずはラリー形式の競技について簡単に説明を。
これまで我々の出てきたエンデューロはヘアースクランブル系のコースED。
SSERはラリー形式。
一般林道を完全クローズし思いっきりかっ飛ばすSS区間と、交通法規に則って道路に標示された矢印標識を見落とさずに次のSSを目指すリエゾン区間が交互に構成されます。
← こんな矢印標識の方向へ進みます。
今回のSSERは25周年記念ということもあり、3ステージ構成。
1st: 8/29 15:00スタート。 120kmでSS7つ。
2nd: 8/29 21:00スタート。 60kmでSS4つ。(実際には22:00スタートで1つ目のSSキャンセル)
3rd: 8/30 6:00スタート。 120kmでSS7つ。(実際には最終SSキャンセル)
(ちなみにS田が実際に走った総走行距離は、ルートロストしたこともあり338km位。)
基本的にピットに戻ってくることは出来ないので、工具等、一切を装備していかねばなりません。
ここがコースEDとの大きな違いの一つでしょうか。
鉄のかたまり持ってく様なモンなので、結構重いのよね、これが。
とまあ、こんな具合のレースでした。
結構バタバタしてまして殆ど写真撮れず文章だけですがご勘弁を。
概要とS田の視点に興味のある方はこのままお読み下さい。
今回の言い出しっぺでありながら悲劇のE長レポに興味のある方はこちらへ。
時間毎の綿密な稲Yレポはこちら。
英Kの毒舌書き殴りレポはこちら。
■始まりの出来事
何月だったでしょうか。
いつもの バイクショップねお にて熱く語るE長。
「エンデューロライダーならSSERには出ておかないと。 ここが世界への登竜門ですからね。」
SSER、JNCC・・・、アルファベット4文字で同じと言うことくらいしか認識の無い英KとS田でした。
ちなみに稲Yはレイドカムロ等の参戦経験があり、勝手は知っていたようですが。
そんなこんなで、ライトチューンやら携帯工具やら、普通のレースでは外すモンをくっつけての準備が始まったのでした。
■寝不足の始まり
レース1週間前。
HID採用にも関わらず、ステータとレクチが月曜に届いたE長と稲Y。
月曜の晩にこれを取付け、ほぼ準備完了の稲Y。 但し仕事多忙で前日も遅くまで残業。
E長も月曜の時点で準備はほぼOK。 但し、仕事が終わってから英KとS田の移動用トランポを借りに行ったり(ありがとうございます)となかなか余裕無し。
一方、英Kは仕事は忙しいものの1週間前にマシンは完成。 余裕綽々。
正反対なのはS田。 HIDライトはバラストが熱を持つと消灯するという問題を抱え、マシンも出来ていない上に仕事もバタバタ。
毎日の睡眠時間は4時間を割り込み、出発日に午後半休とってなんとか間に合ったという状況。
■移動はバラバラ
当初、フェリーを使って体を休めての移動予定だったのですが、「レースの翌日にはISOの審査が!」とか、「図面の出図予定が!」等、各人状況が変わってきたため、現地集合&解散に変更。
フェリーは楽なんですが・・・高いのよね。
高速はしんどいけど安い。 ただ、トールゲート通過時に0時を過ぎてないと・・・という足かせがあり、これまた寝不足必至。
E長は軽トラでフェリー。 S田のEXC-Fはこちらに積載。
稲YはHIACEで自走。
英KとS田はレンタルバネットで自走。 英KのKLXとE長の荷物はこちらへ。
各々のペースで現地へと向かったのでした。
■ホテルは最高
今回、英KとS田は併設のホテルを予約。
美川スキー場併設白銀荘の洋室2人部屋、バス・トイレ付。
英Kの「レース後にシャワー浴びたいんですが、2人部屋からなんですよ。 S田さん、夜明けのコーヒー、一緒に飲みませんか?」
の誘いにS田が便乗したわけですが、部屋はあまり期待していなかったんですね。
何てったって、安かったですから。
・・・ところが。
サイコーです。
疲れた体を横にするベッド。
専用のトイレとバス。
← ちなみにエアコンは暖房しか出ません。
到着した深夜は雨も降っていたためマシンも降ろせず、英Kは運転席と助手席に、S田はバイクの脇のガス缶等の上にグランドシートを敷き、KLXと添い寝をしたのですが、ベッドとは何と気持ちの良いものでしょうか。
会場がすぐ隣と言うこともあり、とても便利。
ベッドで休めるレースなんて、何てすばらしい待遇なんでしょう!
次回も予約しよっと。 (← これ、次回参戦宣言か?)
■チーム優勝間違い無し!・・・か?
普通のレースと違って、受付と車検だけではなく、装備品のチェック等々最初に行われる。
IDカード付き食券・・・いやいや、食券付きIDカードを貰うと、今回のオフィシャルDVD(Tシャツ付)は如何?と勧められる。
ん〜、どうしよっか、と迷っていると、
「じゃ、S田さんで申し込んでおきましょっか」 と稲Y。
ピットに戻り、エントリーリストを見ていると、
「お、チーム優勝間違い無しじゃん!」
見ると、Gr.BとNはチームエントリーは1チームずつのみ。
レギュレーション的に1チームでも表彰対象になるかはビミョーであるが、表彰されるならメダルは確実である。
・・・チームの1人でもリタイヤしなけりゃね。
DVD作製用のカメラも回っていたようで、英K君、インタビュー受けてます。
インタビュー慣れしていない英K やや、どこかで見た顔が
■無理と無謀の境界線
1st.ステージ。
15:00からゼッケン順に30秒間隔でスタートしていく。
大体自分のゼッケン番号からスタート時刻は目処が立つ。
先ずBクラスのE長。
暫くおいて、英K、稲Y、少しおいてS田の順で、先ずは美川スキー場に設定されたスーパーSS1へ突入。
ここから先はそれぞれ一人旅になるので、とりあえずS田視点で。
登りで前走車を抜き去り下りセクションに入ると、急な下りが待っている。
急な下りと言ってもそんなに大した事は無いが、かなり後発だったこともあり、坂の下で数台詰まっている。
SSなのでそんなものを待ってはいられない。
あまり通りたくないルートを選択したのが最大のミス。
木の根っこにフロントを取られて転倒。
左下腕内側にピシッという痛みと、左胸部に激痛。
燃料がこぼれているのが視界に入ったのでコックだけ締めるが、痛くて息をするのも辛い。
オフィシャルが駆け寄って状況を聞かれるが声も出ず。
ベルトやヘルメットを緩めて貰いながら、『5月に右肋骨折ったときも寝不足だったな』、とか思いだしてたっけ。
左腕はエキパイ基部に当てたらしく、ジャージは一瞬で溶け落ち、40×20mm位の火傷になっていた。
「肋骨やってる可能性が高いな。 車持ってくるから横になっててね。」
オフィシャルの方が声をかけてくれる。
この痛さは5月の時より酷い。 おそらく折っただろうな、とか思いつつ、そばにいてくれたカメラ担当の方に聞いてみた。
「車乗ったら・・・、リタイヤっすよね?」
「ん〜、そうだろうなぁ。」
1番目に頭に浮かんだのが、チーム優勝が出来なくなること。
次は、今日までの準備にどれだけ苦労をしたか、ということ。
そして最後に、
「命ある限り戦え! それが、仮面ライダーだろう!!」
という、この前子供と見に行った『仮面ライダー対大ショッカー』でのGACKT扮するライダーマンのセリフ。 (←
いや、あなた、仮面ライダーじゃありませんから・・・)
(役に立たない豆知識: ちなみにGACKTの『THE NEXT
DECADE』のPVでは、「命ある限り戦え。 たとえ孤独でも・・・」となっています。)
救護車が来る前に何とか立ち上がって呼吸を落ち着かせる。
しかし、この先にもV字谷等が待ち構えている。
オフィシャルの方が心配そうに見守る中、ウェイストベルトをサポータ代わりに胸に巻き直し、ゆっくり動き始めた。
この間、約25分。
ここからは個人成績は関係無い。 もう飛ばせない。
チームのために完走出来るかどうかだ。
V字谷は衝撃を避けるため、下りは押して降り、登りは一発クリア。
SS1のチェックポイントでオフィシャル長に止められる。
「大丈夫か?」
「はい」
「本当に大丈夫か?」
「・・・はい。」
「痛くないか?」
「ちったぁ 痛いです」 (ホントはスゲー痛い)
「大丈夫か?」
「はい」
こんな会話を6回程繰り返し、再出走の許可を頂き、SS2までのリエゾン区間へと入る。
幸い、SS1直後にはピットがあるので、そこでいったん止まる。
こぼれたGASを補給。 この状況で満タンのGAS缶を持ち上げるのは結構しんどかった。
ウェイストベルトを腹に巻き直し、予備で持ってきたもう1つのベルトで胸を締め上げる。
左腕の火傷した場所は良くも悪くも感覚が無い。 消毒液だけとりあえず吹き付けておいた。
仕事のことや今後の事を思いリタイヤも考えたが、ベストじゃなければ走れない訳じゃない。
今できる走り方で走れるところまでやってみようと思った。
確か、ダーヌポのホッパーさんがBaja500に行ったとき、相棒のセヌーさんは折れた手をハンドルを持てる形に固定して走ってきた って記事もあったしな。
走り出すと、案の定ダートは結構痛い。
SS区間、スタートポイントのスタッフには私の状況連絡が無線で入っているらしく、都度、「大丈夫ですか?」と確認された。
運営がしっかりしているな、と思った。
SS区間、本来全開走行だが安全第一で走る。
やはり振動はきつく、特にシートから突き上げられると激痛が走る。
ただ、走れない事は無さそうだ。 3rd.ステージまで何とか持たせる。 その後のことはその時考えよう。
SS3は書きたいことあるんですが、それは主役にお任せして割愛。
アンラッキーはまだあった。
リエゾン区間で矢印を見落とし、ルートロストしたのだ。
後ろから1台ついてきていたので安心していたが、実は後ろも前がいるから安心していたらしい。(苦笑)
← 一緒に道を間違えた(笑)DRZの方
ここで二人で20km以上道に迷い、復帰するも今度は日が落ちてきて日中用ライトでは道が見え難い。
遅くなったこともあり、開いているはずのガソリンスタンドも閉まっている。
同行していたDR400ZはGASに余裕があるらしいので先に行って貰い、GSを探すが見つからない。
探した分だけGASをロスした。
痛みだけではなく、ガス欠のリスクもそこから加わった。
SSも飛ばさず、下りはクラッチを切って惰性で走り、ピットに戻った21時前には雨まで降ってきた。
ガソリン補給、ライトを夜間用HIDに変更。
2nd.ステージは22時スタートに変更されていた。
出走時間を計算していたのだが、どうやら途中から2台同時スタートをしていたようでスタートタイムから結構遅れる。
ここからは、英K、稲Yが私を挟み、3台でチーム走行をすることになる。
私の怪我を気遣っての配慮だ。
だんだんとチームらしくなってくる。
SSでは稲Yと順番を入れ替わる・・・が、これだと、私がSS抜けたあとに休む時間無いのよね。(苦笑)
この体制は翌日の3rd.ステージまで続く。
幸か不幸か、美川スキー場を使ったスーパーSSは、2nd.、3rd.ステージ共キャンセルとなった。
2nd.ステージからの帰還は日を跨いだ1時頃。
明日の出走用にマシン整備をしてパルクフェルメに規定時間内に放り込む。
シャワーを浴びて2時頃ベッドで就寝。 ベッド最高!
翌朝は4時から朝飯だがとても食えない。
ちなみに昨晩の夕飯も食ってない。 いや、食えないよ。
スタートは6時から。
← 朝出走前
昨日同様のチーム走行を行い、今回は無難にクリア。
何とか走り切れた。
← 全ステージクリア
マシンはゴール直後にパルクフェルメに入れるため、片付けは出来ない。
昼飯はバーベキュー。
途中から雨も降ってきたけど久々に食う固形食料、とってもおいしかったです。
スタッフの皆さん、ありがとう。
15時の表彰式までは時間があるので、シャワーを浴びて一眠り。
チーム表彰、ちゃんとありました。
個人成績酷いモンだったけど、目的は達した。 役割は果たした。
終わってみるとあっという間。
充実した濃密な2日間だったが、すっげー疲れた。
← 幕も下ろされました
教訓: 寝不足は危険。
−後日談−
整形外科に行ったところ、案の定、肋骨は3本折れていて、肺にも水が貯まりつつあるとのこと。
暫くおとなしくしていろ、と医者に釘を刺されました。
火傷のレベルは3度。
表皮は「ゾンビみたい」とか思っていたら、壊死していた(←それ、ゾンビです)ため排除し、新皮が出来るのを待っている状態です。(20090908現在)
■それぞれのSSER
いつもS田がタラタラとレポートしている訳ですが、今回のような周回コースじゃないレースはわからないことがいつも以上にあるわけです。
んなわけで、参戦者それぞれの視点から書いて頂きました。
・まずはアクセルも悔しさ
も全開 E長レポ
前週の定休日も営業していたのと、毎日日付変更時までの作業、ジェネレータキットの遅着等で、もうヘロヘロ。
金額で考慮すると、トランポ自走なのだが、迷わずフェリーでの移動を選択。
乗船後、風呂に入り、六甲山を見ながらディナー・・・。
食事後、ビール片手にデッキにあがり、潮風に当たりながら、明石海峡大橋通過・・・。
僕の夏休みは今ここに・・・と感慨にふけりながら、2等雑魚寝室で眠る。
翌朝、淹れたての香りのいいコーヒーを売っていたので、並んでいたら目の前で売り切れ。
僕の後ろに誰も並んでいないのを確認して、売り子のおねーちゃんがなぜか食堂の裏へ。
1分後、コーヒー片手に戻ってくる。
「250円です」
150cc程度でなんて高価な・・・でも淹れたてだし・・・。
迷いながらも購入。朝日の当たるシートに腰掛け、一口・・・
インスタントじゃねーかぁっっっ!!!!!
裏行って、汲んできやがった・・・・。
昨日までのすばらしいクルージングの思い出が全て吹き飛んだ瞬間。
いやまてよ。 ここで悪運を使って、明日は30位入賞だな・・・。
このヨコシマな考えがあとで、レース人生で初のしっぺ返しをくらう結果になるとは思いもせず。
会場到着後は、みなさんのレポートと変わらず。
いよいよSS1スタート。
ラリーの本髄はスロースタート。ステージ2と3で捲り上げる作戦のため、このSSは7割の力で走ることを誓う。
例のハマリポイントで前車が3台いたので、ゆっくりラインを見て回避。
でもコケた。
すぐさま、体力にものを言わせて押してリカバー。
涼しい顔をしてSS2へ。
SS2は割愛します。SS3が本題なんで。
そのSS3でゴールまであと3キロほどの時に前車に追いついたので、アクセルON!。
結構、ギャップのあるストレートで、乾いた音。
『パキン!』
位置とリアサスの沈みから言って間違いない・・・
一瞬、アクセルを戻したが、とにかくSS抜けてから考えよ・・・
でも走りながら、どうも気になって、集中力が欠け、オーバーステアしまくり。
ラインが暴れる。
捕まえた前車は離れる。
そのままSS3ゴール。
振り返る。
ない。
付いてたものがない。
ナンバープレート落としたぁぁぁぁ!!!
とりあえず、SSのゴールにいたスタッフの深草夫妻に説明。
「SSクローズまで待ったら捜索していいよ。」
とりあえず待つ。
後続のマシンが次々通過。
『何してるんだろコイツ』
・・・みたいな目でこっちを見てみんなSS通過。
しばらくして、英Kくん通過。 目がイッてたね。
こっちに全く気付くなかった。
ラリってたね。 アドレナリンに。
そして稲Yさん到着。 プレートが落ちてないか聞くと、見なかったとのこと。
もう笑うしかないのね ・・・ない
だいぶしてS田さん到着。
なんか動きが悪い。
聞くとSS1でケガしたとのこと。
チーム優勝がかかってるので、とにかく走るとのこと。
えらいです。
その後、SSクローズ。
18:30を過ぎてたので、薄暗い中、逆走。
探しながら走って、気が付くとSSスタートに到着。
そこでリタイア宣告。
帰り道を教えてもらって、帰る。
毎日遅くまで仕事して、終わったあとで自分のマシン触って、24時から山奥走って・・・、HIDのテストして・・・
なーんにも発揮できなかった。
さすがにみなさんには申し訳ないけど、ふて腐れて寝ました。
起きてると、みんなの楽しそうな顔に耐えられないんで。
今までレースでリタイヤしたことなかったんです。
モンゴルでも、国内ラリーでも、エンデューロでも。
マシントラブルなんて自慢じゃないけど、一度もないし、疲れてやめたのもないんです。
それだけに今回のナンバー脱落は正直恥ずかしいし悔しいリタイヤです。
土俵に上がらずして負けた気分です。
もちろん来年は春から万全の準備でリベンジです。
30位以内に入るまで止めません。 (← お、宣言しましたね!)
・次に綿密な時間割の稲Yレポ
◆8/28(金)
22:20 自宅出発
24:50 瀬戸大橋通過
◆8/29(土)
4:30 美川スキー場に到着し、とにかく仮眠する。
6:30 夜明けと同時に、駐車場の設営の為、係員がザワザワとして目が覚める。
7:00 S田さん、英Kくんと合流。 アレレ。 あなた達、実は車で寝ていたの? (←車内の隙間で寝てました)
7:30 受付完了。
受付のお姉さんと話しているうちに
なぜかS田さんが、DVDを買わされてします。 まあいいか。 (←いやいや、稲Yさんが「S田さん代表で」って決めたんでしょ(笑))
← 25周年記念で配布されたお団子。 ・・・でも、朝食後だったりします。
8:00 E長さん軽トラで登場。
いつものサングラスいいですね。。。
我々仮眠組みとは違い、ディナー付クルーザーの為、すっきりした感じ。
うらやましいでっす。
それから、テント設営&マシン整備開始。。。要領を得ず意外と忙しい。
9:00 装備チェック&車検
この装備チェックがやたらめんどくさい。 ブーツ、ヘルメットなどだけではなく、パンク修理工具まで持っているかチェックされてしまいます。
ヘルメットリムーバを忘れ、2回目でようやく無事通過しました。
10:00 車検
S田さん以外の3人は無事通過。 思ったより、公道走行の常識の範疇でのジャッジですね。
S田さんは、ナンバー灯が上向きとかで、再車検で合格。
S田緊急対策中 後ろから白色灯が見えなければいいらしい
周りをよく見れば、フェンダーに貼り付けたような、地面との傾斜が45度無い様なナンバーも居ましたね。 なーんだ、あれでもOKなのか〜。
いままでの苦労は、、、まあいいか。
11:00 昼食
カレーライスとトン汁。
E長さんと稲Yはぺろりと完食。 S田さんは睡眠不足のせいか小食の様子。 英Kくんは寝てましたっけ?
得盛のE長 殆ど食えないS田
12:00 ライダーズミーティング
思ったより気楽な雰囲気です。 コースの紹介と注意事項。
いつものエンデューロと違うのは、パルックフェルメとかいうバイクプールがあり、そこにバイクをおくとライダーは入れないので、 GAS補給や整備はできない
っていう仕組み。
パルクフェルメへの入口兼装備品検査エリア パルクフェルメの中。 総額いくら?
スタート30分前に開放されるのでその間に整備しろいう事のようだ。
やっぱり、このシステムが全く慣れない。
13:00 ヒストリック部門スタート
なにやら、80年代前半以前のバイクが対応のクラスのようです。
KDX175やXL250、DT250など、博物館レベルですね。
SS1のスキー場コースを見に行くと、えらい苦労していて、ロープでバイクを引っ張っているぞ。
あそこは上れるはずですよと、運営者は言ってる。
15:00 いよいよスタート。
1台づつで30秒間隔なので、私は、#76は約30分後。
スタート開始ご10分ほどで、トップがSS1を通過して戻ってきます。
スタート開始するものの途中で、なにやらコースロープが切れたとかでスタートが中断。よく見れば英K君がスタート先頭で止められている。
20分程でスタート再開。 英K君いつものライディングでブルルーンとスタート。
SS1:スキー場
いよいよ自分の番。10秒前、5秒前・・・・スタート。
最初の500m程はアスファルト。 以降スキー場に進入。
まずは、ゲレンデの長〜いのぼり。 3速ぐらいで難なくクリア。
その後、クネクネとしたくだり。 途中で前のXRに追いつく。
パスした直後に4m程の落差の段差を降りるセクションがきた。
路面は木の根むき出しの急斜面。真ん中に木があり、
左右にラインは1本づつ。。右ライン行きたいなと思いつつ、
手前で抜いたばかりなので、スピード乗ったまま左ラインを落下。
下は十分広かったので、ほぼノーブレーキで一気におりた。 無事成功。
KTMのサスに助けて頂きました。
次になんやら渋滞しているな?と思い、2台ほど脇をスイスイと抜き直面したのが、5mほどの急斜面のキャンバー上り。路面は草が生い茂る。
勢いで突入してから気がついたが、このラインはダメかも、最後の急キャンバーは上れないかも・・しれない、と思ったとおり、リアが滑り出し落ちていく。
ダメだと思い、瞬間に山側に下りてバイクを押すものの、リアは空転しさらに落ちていく。
また前のCRFも上から降ってきたので、バイクを放り投げ撃沈した。 クッソー と叫ぶ。
今度は垂直に上がろうと挑戦したが、助走なしと草でグリップしなく1mも上れない。
まず考えた行動は、CRFの兄さんに『一緒に押し合いしません?』と話しかけると、先方も快諾、脱落者同士の助け合いにでた。
後ろから押してもらうが途中で失速し登れない。またもやKTMを放り投げ。
「ダメですね。もう一度最初からやり直しますわ」 ということで、 20mほど前に戻り、一番安全なラインをよく確認して再トライ。
今度は、無事成功。 無謀な進入したと反省。 たぶん15分ほどは、のた打ち回っていました。
SS1通過で駐車上に戻るのでGAS補給。 500ccほどか? まあいいや。
SS1が転倒で遅れて、かなりあせり気味で、SS2に向って進めむ。
しばらくして、気がつけば、誰もいないし、コースマークも出てこない。
下りのはずが、道は登っていく。
これはミスコースか??? と気がつき、あわててUターン。
無事復帰するが、10kmも走った。心配していたGASは持つのか?
とても不安になった。それに周りは#90から#100台ばかり。
いかん出遅れた。
SS2:フラットロング林道
全体的に登りのフラット林道。 比較的路面も良くしまっている。
全開したいが先ほどのミスコースでGASが心配。林道の燃費は10km/Lだし。
もし林道が長ければGASは持たん。 ヤバイと思う。
4速、5速ぐらいでスピード落とさずSSなのに省エネ走行の戦略を実施。
これで無事ゴール。この林道15kmぐらいあったのでは?
これが、SSERか。 分かったような、分かっていないような。
多分、分かっていない。
SS3へのリエゾンは、ミスコースしないように、別のバイクについて行く。
これって、名づけて、コバンザメ戦略か?
前を走るXRにコバンザメするも、そのXRは、湿ったアスファルトにて大転倒。
火花を飛ばしてスライディングして行く姿を真後ろからみた。
これはスゲー。
谷に落ちることはなく、話して無事そうだったので、そこから一人で
SS3へ。
SS3:ワイドなロング林道
無事到着。
ここは全体的くだりで、幅広く、路面は岩盤や、石、岩石が多かった。
苦手の下りともあり、オーバーランばかり。これも長い10kmぐらいか?
ロングばかりじゃSS5と6の間の給油所まで、持たんぞー。と感じながら、ハイギアで走行。
『あれ?俺って実はこのほうが速いんじゃない?』
とも思う。そう考えているうちにゴール。
ゴールの脇で
「稲Yさん・・・」
呼び止められる。 あれ、E長さん?
「僕ナンバープレート落としたんです」
とよく見れば、ナンバーがありません。ゴール2,3km手前でタイヤに巻き込んで落としたとか。
「ナンバーは気がつきませんでしたねー」
コースクローズしてから探すとか? 申し訳ないですが、先に行きまーす。
SS4への移動は、WRのコバンザメ。
気がつきましたよ。地元の愛媛ナンバーについて行けばいいんじゃないですかー。
SS4:ガレ登り林道
すでに65KM走行。 80Kmでリザーブ。 では100kmでガス欠。 大丈夫かな?
スタート合図のマーシャルに、
「この林道何キロ?」 と聞くと
「4キロだね」
やった短いと興奮する。
最初はフラット。 と途中から握り拳ほどのガレ。 全体的登り。
無事ゴールしました。
SS5:ガレ林道
スタート地点に着くと、バイクが50台ほど待っている。 アレレ。
どうやら、進入車があった様子。
しばらく待つこと30分。
後ろにいた、愛媛の団体に、
「ここ抜けたらGASスタンドありますか?」
と聞くと、
「これ抜けたら町だにー、スタンドはあるけよ」
と愛媛弁で。
これで一安心。 スタートも再開。 この林道も4kmぐらいとか?
GASスタンドも安心。 コース再開で、ブルンブルンと豪快なあけっぷりで走行。
おやおや前のCRF250Xが見えてきたぞ。
前のバイクが見えるとやたら燃えますね。
ぴったりと付き、ストレートでパス。 初めて抜いたぜ。 爽快。。
ゴール後、ENEOSで給油。 75kmで5.5L リザーブ直前でした。
よっしゃ、これから全開だー。
SS6:フラットで土の林道
ここはの路面は、坂内のようなしまった土走りやすい。
泥のわだち、水溜りあるが、アクセル開ければ難なくクリア。
やや薄暗くなってきた。 でも2台パスした。
SS7:SS2と同じコース
すでに真っ暗。 HIDの光量を武器にダダダーと走る。
朝より路面が締まっている。 いい感じだぜ。
多分暗くて視界が狭いせいか、体感速度が速い効果もあり、やたら気持ちが良い。
長いSS7も終了。 後は美川スキー場まで移動。
19:30 美川スキー場到着
英K君はすでに到着していた。
なぜか、E長さんが既に着替えてリラックスムード。
「あれE長さんどうしたんですか〜」
と聞くと
「やっぱりナンバープレート見つからなかったんです。 リタイアしました。」
とのこと。
「えー?」
と言いながら私は、21:00スタートに向けて慌てて準備していた。
ガス補充。 八ツ墓村(ヘルメットライト)の準備。 スポークチェック、増し締め。
あれ、S田さんは? まだ帰ってきていない。
E長さん情報では、どうやらSS1の段差くだりで転倒、胸を打ったとこと。
とっても辛そうだった。SS3で会ったときの様子を伝えてくれた。
S田さんもリタイアか〜? とふと思った。
20:00 夜間整備完了。 と同時に大雨になる。
「計画変更を掲示板に張りました」
と連絡が入る。
21:00のスタートは22:00にシフト。
路面軟化のため、スキー場はカット。
時間に余裕が出来たな? 夕食を食いに行こう。
豪華な夕食。 刺身、から揚げ、野菜などなど。 おなかいっぱい。 (← 良く食えますねー)
21:00 S田さん到着
話を聞くと、やはりスキー場で肋骨を打ったみたい。
ウエストベルトを胸に巻いていた。
それから、SS4へ行くときのリエゾンでミスコースをしたようだ。
やたらどっか遠いところに行ってきたみたい。
深く聞くこともなく、夜仕様にヘッド交換。
霧が出てきた。 これはHIDはやばい。
パドックの周りの人たちもザワザワ・・。 みんなヘッドライトに黄色のセロファンを張っているぞ。
そう思っているうちに、
「稲Yさんも貼りますか〜?」
いつも用意周到のS田さんにはびっくり。
貼ってみるとなかなか雰囲気がよい。
S田さんの怪我や、みんなのミスコースもあり、
今度は3台でコンボイ走行にした。
先頭は、鋭い感覚でミスコースしない英K君。 2番はS田さん。
3番は稲Y。 SSでは、S田さんと稲Yが入れ替わる。
22:00 夜の部スタート。
2台づつ20秒間隔でスタート。 順番が廻ってくるのが早い。
周りは霧で真っ白だ。
スタートして、最初のコーナーのところで3人待ち合わせ。
同じようなコンボイ戦略をとっているのがいる。
やはり、考えることは同じか。
SS9
SS8(スキー場)はカットなので、SS9から。
スタート前で渋滞。 真っ暗だ。
少し山を降りたためか、霧が浅くなってきた。
用意してきた八ツ墓の調子が悪い。 光量がでない。
おかしい新品電池なのに。 あんなに考えた装備なのにダメか。 断念。
SS9は最後尾でスタート。
走り出すと、HIDなのに明るくない。まるでノーマルみたい。
おかしい。 セロファンだと気がつく。
気になることがあれば、SSはスピードが乗らない。
普通にこなした感じでゴール。
もちろん、英K君は既にゴール。 ニコニコして、『2台抜きました』と。
スゲーと感動。
早速私はセロファンを外す。
気になっていたS田さんが、次にゴールした。
肋骨は痛いようだが走れなくもなさそうだ。 よしSS10に行こう。
SS10
SS10までのリエゾンは、バイクの対向がくる。
先頭はもう上がってきたか。 早いな。
英K君は真っ暗の中ミスコースもなく進む。 これは安心だ。
SS10到着。
山の中の周回コースだ。 スタートとゴールが同じ場所。
いよいよ英K君スタート。
後ろでヘッドライトの軌跡を見届けて、コースの曲がり方を記憶する。
いよいよ自分の番、スタート。
やはりHIDは、ばっちりだ。 もちろんハイビーム。 霧もない。よっしゃ!
暫くはクネクネとしたのぼり。 坂内の雰囲気だ。 行けるぞー。
おっと、次はライン一本の藪こぎだ。 バシバシと草木がメットにあたる。
英K君ゴーグル外しとったな。 大丈夫やろうか?。
心配のかたわら、英K君に追いつけるかもしれない、とアクセルは全開に。
前にテールランプの赤い光がみえた。 よっしゃ。 追いついたぞー。
後ろにぴったり。 英Kくんでない。 軽排気量のバイクだ。
ここでは抜けん。 少し広めのところで、譲ってくれた。 ありがとう。
さらにすすむと。 テールが2つチラチラと先に見える。
なかなか追いつかんなー。 藪を出た。 前1台いた。 これも軽排気量だ。
登りで一気に抜く。 しばらくすると、またいた。 これはTTか?
これも一気に抜く。 それから広めフラットを走る。
全くどこを走っているのかわからん。 また登りがきた。 霧だ。
標高が上がるとやばいな。 ロービームに変更。
視界は、悪い瞬間で5mぐらいか? すこしすると、切りも晴れ本調子になった。
まえにテールを発見。 左上の方だな。 あそこもコースか?
どれぐらい距離あるかわからんけど、追いつくぞ。 赤い車体だな。
CRFかXRだな。 近づいたぞー。 HIDでプレッシャーだー。
広めのガレで一気にパス。 なんか右の谷のほうから、エンジンの吹かし音が、おや1台落ちているぞ。 ヘットが空を照らしている。
吹かしているから生きているな。 先に行こう。。
それからもう一台抜いたようなきもするが、あまりに長くて、今思えば
このあたりの記憶がない。一体いつまで走るんだろうと思っていた。
ガレてるし、のぼりが多くなった。 左上に明かりが見える。
エンジン音も聞こえた。 ゴールが近そうだ。
しばらく走ってゴール。 英K君と合流。 追いつけなかったな。
真っ暗ななか、カメラのインタビューをうける。
何をしゃべったんだろうか? 今では記憶がない。
S田さん大丈夫やろうか?と言っているうちに、あの縦目のライトが上がってきた。
S田さんだった。 大丈夫そうだし、速いな。
ではSS11に移動。
今思えば、S田さん休みなしでゴメン。
SS11
またスタート前で大渋滞。スタートが止まっている様子。
もうすぐ1時だ。 真っ暗だ。
ヘルメットリムーバーがステキな稲Y 普段は寝ている時間の英K 満身創痍のS田
待っていたら、青いtm4stのバイクの兄ちゃんが列の最後尾に着き、
「崖に落ちとたんじゃー。 あげるのに1時間かかった」
とケラケラと仲間で話していた。
落ち取ったのはあの人か。 でも、1時間かけて上がってくるのもすごいな。
なんだか、あっちこっちの方言が聞こえて、それも楽しい
SS11スタート。 ここはSS9の逆走。 バンバン走れる。
またテール発見。 直線でパス。 暫くすると、またテール発見。
近づくと英K君ではない。 抜かねば。
後ろにつくも、CP100の看板発見(この看板以降は追い抜き禁止)。 残念。
SS11ゴール。 時計は1:08分。
1時間以内にパルックフェルメに入れなければ、ペナルティーがあるので、急いでスキー場に移動。
GAS補給。 マシンチェック。 1:30に入れる。
初日目はこれで終了。 長い1日だった。あすは、5時ミーティング、
6時スタートなので。 皆さんお休み。 S田さんと英K君はホテルへ。
私は椅子に腰掛けて、一人でビールを楽しむ。
◆8/29(土)
4:30 起床
寝たのは、2時間ぐらいか。少しきついな。
周りはザワザワと準備している。
着替えて、5:00のミーティングに参加。まだ薄暗い。
なんやら、最初のスキー場は、一番最後にするとのこと。
昨夜の雨で危険と判断したようだ。
今回のスタートは昨日のタイム順。
昨日の順位とタイムをガムテープにメモって、
みんなに伝える 思ったよりガムテープメモは便利が良い。
5:45 S田さん、英K君登場。
みんな眠そうだ。
6:00 スタート。
今日もコンボイ戦略。
SS13(SS2)
昨日と同じコース。
英K、稲Y、S田の順でスタート。
コースのイメージは、昨日は走ったので概ね理解している。
また、給油所のポイントとその距離もわかったのでGAS欠の心配もない。
コンボイなので、何かあっても安心だ。
それにこのコースは3回目。 フラット、直線で緩やかなのぼりが多い長ーい林道だ。 行けるぞ。
走り出すと、さらに路面が締まっている。 ラインもきっちりついてる。
直線では4速全開。 少々小石を踏んでも、車体はぶれない。 さすがKTM。
4速でエンジン廻りきる。 5速にあげる。 燃費対策でフロント14丁に上げてよかったな。 タイヤもMT21で十分だ。 エアーは0.9気圧。
この路面ではパンクの心配もない。 とにかく全開全開。
気持ちよくゴール。
スピードメータでMAXスピードを確認すると、84km。 結構出とるな。
英K君とそんなことを話していると、S田さんがゴール。
SS14(SS3)
ここは、昨日E長さんがナンバーを落としたところ。 もしあれば、拾っていこう。
全体的に下りの岩が多い長めの林道だ。 オーバランで何回か落ちかけた記憶がある。
走って見るとやっぱり走りにくい。 路面はフラット、下り、砂利といったところか。
苦手なとこは、抑え気味に。
結局ナンバーは見つからず。
SS15(SS4)、
ここはスタート後、30秒のストレートあたりのところで、英K君に遭遇。 アレレ?
バイクを押している? いやよく見れば、後ろに引いている。
「突っ込んだか?」
でもそんなコースではなく、きわめてフラットな初心者林道である。
まさか・・・・? でも、初めて英K君を抜いた。 これは事実だ。。
多分すぐ追いついてくるだろう。 ガレ系はひょっとして、俺は得意?
と思ってしまうほど気持ちが良い。
このままゴールできるかも。 GAS欠の心配も無いので、エイヤーとアクセル全開ですわ。
後ろから何やら音が聞こえたような、、追いつかれたか? と思っているちに。。。 ゴール。。。。
でも30秒ぐらいして、英K君ゴール。 やはり転倒のダメージか?
ゴール後の英君、
「右半身感覚あれへん! わーー。」本人吠えとるわー。 俺より興奮しとるな。
「稲Yさん1分ぐらい待ってたでしょ。。」 と言われ、
冷静に回答。
「1分も待っとたら英K君、S田さんに抜かれとるやろ!」 というと
英K君も納得。
本人相当ロスしたと思っているけど、実はそうではなかった。
でもよくグローブ見たら、破れて手がでとるわ。
本人はそれを見て、わー!!。
でも見るからに痛そうやけど。。。 「これぐらい大丈夫ちゃうかい?」
と言った会話で終了ですね。
S田さん、ゴール。
SS16(SS5)
暫くリエゾン。 SS16 につくと、またもや渋滞。 どうしたんだろう?
昨日もここで30分以上待たされた。
なんやら、途中の道からコースに一般車が入ってきたので、一時コース閉鎖のようだ。
暫くすると、ピーマン積んだ軽トラがコースから出てきた。 これか?
いや違うらしい。 まだ他にもいるのか?
最初見つけた人はびっくりしたやろうな? とかぼーっと考えていると
「27mmのレンチもってません」とやってきた方が。
アクスルシャフトの径だ。 確かこのサイズは、KTMとカワサキかな?
「バイクなんですか〜?」
と聞くと
「KTMです」
とのこと。
それでは、私のレンチお貸ししますと出したところ、
「同じの持っているのですがこれでは回らないんですょ〜」 と。
昨日整備で規格どおり締めたので戻らないとのこと。
おいおい、アクスルシャフトってそんなに強く締めるんかい。 締めすぎちゃうかい?
KTMはアルミやから舐めてまうぞ。 と思った。
そこでS田さん曰く
「モンキーどうですか」 出た!猿か(モンキーレンチ)?
それを試されたが、やはりナットは回らないらしい。 猿でもダメか?
一体、この人はどんな締め方をしたんだ。
S田さんは
「私に回させてもらえます〜?」
どうやら自分で確認したいらしい。
実は俺もそうだった。 しばくすると、「緩んだよ〜」 っと帰ってきた。
な〜んだ、力の問題か。
一方、英K君は先ほどの転倒でハンドルが曲がっているみたい。
2,3回ハンドルを蹴って戻した。
そんなことしていると、渋滞が動き出した。 登りで少しずつ動くので
エンジンかけたり止めたり、なかなか忙しい。
スタート前に、
「3km先に車と止まっているので、気をつけてね。」
といわれる。
どうすりゃいいんだ。 気にせず走ろうと思った。
いざスタート。 おお、ここのコースは良く覚えている。
200mほどで左周りに折り返しまたストレートの所だ。 その通り。 後は小ガレの登り。
ここも4kmぐらいだな。 暫くして1台抜いた。
ひょっとして追いつくかもと思った。 ひときわアクセルに力が入る。
おや、あの緑のカワサキウエアーは、英K君。 見つけたぜ! ロックオン!
転倒でダメージがあるようだな。 差をじわりじわりと縮めていく。
8mぐらいに縮めたところで、CP100の看板がでた。 うーむこれまでか?
英K君曰く
「稲Yさん、速いっすねー」
「いや英K君、なんか遅かったぞ〜」
「ひょっとしたら、転倒でわからん所にダメージあるんかな〜」
とか会話する。
そんなところにS田さん到着。 行きますか〜。
後から思えば思うほど、いつも休みなしで、申し訳ない。
SS17(SS6)
このリエゾンでGAS補給しなければ あったぞENEOS!
入ったのは、65km、4.8L。 S田さんは、3.7Lぐらいだったな。
俺のバイク燃費悪ー。 まあ、ボアアップしているから仕方ないか。
暫く遠いんだな。 次のSSは。 と思い走っていると、後ろからS田さんがクラクション。
止まってみると、最後尾を走っていた英K君がいない。
信号右折まではいたのに。 暫く待つとやってきた。
理由も聞かず、そのまま、英K、S田、稲Yでコンボイだ。
ようやくSS6の入り口。 いざスタート。
締まった土、なかなか走りやすい。 途中のワダチと水溜りも機能と同じ。
昨日はうす暗くなっていたが、今日は明るい。 やっぱり、薄暗いほうがスピード感あるな。
明るいほうが遅く感じる。 そんなことを考えてはアクセル全開。 ここもお気に入りの林道だ。
SS18 (SS2)
今回4回目の林道だ。 ここはフラットの直線登りが続く、一番のお気に入り。
S田さんが
「カロリーメイト食べる?」
俺も腹が減っていた。
恥ずかしながら、カロリーメイトは今まで食べたことがなかった。
食べてみると、意外と旨い。 我ながら気に入った。
英K君が
「CP100の中で食っていいのか〜?」
そう言えば、どうだろうと。
非常食なんで、これはどこでも食っていいんと違うんかい と思い、食って良し勝手に決めた。
スタートに並ぼうか、としたところ、英K君と私の間にXRが割り込んで入って来た。
いかんな。 邪魔が入った。まあいいか。 抜けばよい。
と勝手に納得。
いよいよ、スタート。 最後のSSだ悔いないようにと、直線では全開。
暫くして先ほどのXRがいた。 ストレートでパス。 英K君に追いつくかな?
なかなか見えない。
一番長いストレートだ。 最高速度を更新したいな? と思い多分5速まであげて全開。
いい感じ爽快!
そうしているうちにCP100通過、ゴールまでアクセル戻さず到着。
終わったね。 えーっと最高速度88km!
「稲Yさんこのバイク反則ですよ」
と批判され、楽しむ。
S田さんもゴールに向かってきた。 おや後ろにピッタリCRFがついとるが譲らんな。
ゴールでマーシャルの方が、
「スキー場はキャンセル。このまま戻ってください」
キャンセルか。
昨日のリベンジと思っていたが、残念のようで、なんかうれしい変な気持ちだ。
でもこれで、三人とも無事完走! あとはスキー場に戻るだけ。
スキー場では、E長さんがカメラを待ち構えてくれた。 無事完走!!
チームカテゴリー、クラス優勝ゲットだぜ!
パルクフェルメに停車。 ゼッケン返却してお疲れ様!
← パルクフェルメに入れた車両は触れません。
10:45頃?
無事終了。
着替えてとりあえずさっぱり。
12:00
お昼は、バーベキュー。 肉が旨い。 でも雨がポタポタときた。
食べ終わることザーっときた。 おなかも膨らんだので暫くHIACEで寝ることに。
14:30
1時間ほど仮眠した。 でもまだ眠い。
どうやら表彰式が30分繰上げで始まっているみたい。 なんだなんだーと集まる。
グループN、チーム優勝 NEO−HSTR と呼ばれ、続いて名前も呼ばれる。
あれ、福山さんって、名前待ちがっとるぞ〜。 と思い前に出て、女性からメダルを首にかけてもらう。
なかなか気持ちがいいものである。
でも英Kくんは、仮眠中。
残念、S田さんとふたりで表彰!
最後に総合30位まで表彰されていた。
絶対あそこに入るぞ〜。と心に決めた。 (← ありゃ、稲Yさんも参戦宣言ですか?)
とこれにて、今回のSSERは終了!
16:30
現地解散
途中のSAで、S田さんに遭遇。 お勧めのタルトを教えてもらる。
なんだかS田さんも誰かに教えてもらったようであった。
普段何も買わないが、今回は嫁さんに1個かった。
帰路、眠かったですね。 リポビタンD、冷たいアイス、コーヒー、ガム色々と試しましたがダメでした。
どっかのSAで休憩とおもったら2時間ぐらい寝とったです。
家に着いたら、24:30 お疲れさん!
皆さん、とっても楽しかったです。
どうもありがとうございました。
・最後に英Kの毒舌書き殴りレポ
・0 STAGE
この日は定時早々に上がり、バイクショップねおへ。
KLXをバネットに積み込み自宅へ。 やっぱトランポいいなぁ〜。早く買わねば・・・。
荷物の準備をし、出発時刻を確認すると21時頃S田亭とのこと。
あれ、20時って言ってなかったっすか? (← 高速代1000円にするため、0時に
トールゲート通過を逆算したら21時なったのよ。 その連絡忘れたけど・・・)
借り物のバネットをずっと路駐するわけにもいかず、S田亭近くのGSでガソリン満タンにしすぐ横のコンビニへ。
結局大した雑誌もなくなく暇つぶしにもならず。
こねぇ。 なかなかこねぇ!
そう、S田さんは時間に対してプラス公差のみ。 ぼくは遠征の時とかは基本マイナス公差。
結局30分遅れで現地へ向けて出発。
← うつろな目で一路四国を目指す英K
松山IC下車後、すぐそばのGSで給油。 そこのオッサンがカード゙を作れとしつこく迫ってくる。
この類の勧誘はすべてお断りしているのでいらん!って言っても引き下がらず。
とりあえず、住所だけ書いて2円引きのカードで給油。 こういうのなんか腑に落ちない。
久万高原に近づくと霧が濃くなってきた。時間はすでに深夜2時。
ぼちぼち限界が・・と思ってたら漸く美川スキー場の案内板が。
着いたのは3時前。 ソッコーで就寝。
受付のときとかの様子は誰かが書くだろうから割愛。
・1st STAGE
スタート直後のスペシャルステージにてコーステープがちぎれるトラブルがあり、スタートラインで20分くらい足止め。
状況がわからないまま、わけもわからずスタート。
スキー場を使ったSuper SSはいつも走っているところのような感じで特に違和感はなし。
強烈な2段下りでバイクを放置して介抱されている人を横目にクリアし、V字谷のキャンバーへ突入。
濡れていたため上り難かったがここも難なく一発クリア。
その後、SSをこなしていると回りのゼッケンはAクラスがほとんど。
SSでは当然追いつけるはずもなく、自分がどのへんにいるのかもわからない。
最後の2本のSSはナイトラン。 Hi-Lo同時点灯のみで不安だったがなんとかなるもんだ。
事前にテスト走行しててよかったな〜。 淡々と走れて1st STAGE終了。
ゴール後、トランポのところへ戻るとE長さんが。
早々の到着と思いきや、ナンバープレート脱落によるリタイヤとのこと。
S田さんが強烈な2段下りであばら強打と聞かされる。 これで2回目。 オレンジ色と相性悪い??
リタイヤかと思いきや走るとのこと。 あぁ、これで帰りも運転か・・・(涙)
E長さんが次のJNCCのエントリー(結局間に合わず)と来年のSSER参戦をここで早くも表明。
早く帰りたいとダダをこねる。
・2nd STAGE
運動前はメシ食わない(おなかがすぐに痛くなる)主義なので、カロリーメイト1本のみ補給。
雨のため、Super SSは中止でSSが3本。 開始は1時間遅れで22時スタート。
1st STAGEでS田さんが負傷したため、HSTRは3人コンボイで出動。
ナイトランは先頭で矢印発見係を任命される。
S田さんのスタートが遅れたために最後尾に。 (← 2人同時スタート情報無かったんでのんびり構えてたのよ)
黄色のHID2台に強烈なプレッシャーをかけられながら SSへ。
本日のメインディッシュはSS10。 コースレイアウトがループ状になっており、かなりの距離。
ここで、8台くらいを追い越した。
E長さんの言ってた「テールランプが見えるとテンション上がる」の意味がわかった。
途中、前走車の1台が変にがんばってくれたおかげでけっこーなタイムロス。
強引に突破し置き去りにする。 ナイトラン、病み付きになりそう。
結局、パルクフェルメにバイクを入れたのが午前1時過ぎ。 翌朝4時から朝食ってそんなもん食えるか!
カウントダウンTVを見ながら就寝。
久しぶりに見たら、知らない人だらけ。 Berryz 工房ってなに??
・3rd STAGE
起床はスタート30分前の5:30。
疲れはほとんどとれずに準備にかかる。
メシはS田さんから無理やり奪ったアクエリアスだけ。
この日も先頭で行き先案内人。 けっこう集中力がいるので地味に疲れる。
2本目のSSでBグループの人を追走。 しばらくすると、排気音が聞こえてきた。 コーナー曲がると前方にテールランプ発見。
お、フサベル! 外車やんか〜。
ここは一発、川崎重工謹製KLXの凄さをを見せつけないと。(笑)
いつもの練習場を走るかのごとく激走。 多少けつが跳ねたりしても意に介さず、スロットル全開。
豆腐屋の息子ばりの例とブレーキングをここで体得し、CP手前400mくらいで追い抜き。
いいね〜、このタイヤ。 路面に食いつくねぇ。
抜いた人は2008のSSERでNクラス9位。 お、これは10位以内が見えてきたかも?!
ここで調子に乗ってSS3本目のなんでもないところで見事にぶっ飛ぶ。 2年前の事故の悪夢が・・・。
慢心があるといかんとですねぇ・・・。調子にのるとすぐこれだ・・・。
右肩・右腰・右足首負傷、幸い打撲のみ。 ハンドルが5°くらい右に傾いてる。
脱出作業中に稲Yさんがパス。 1分くらいロスかなぁ・・・。 気を取り直して次のSSへ。
しかし、その後のSS2本はハンドルが気になり全く集中できず。 後ろからは稲Yさんのオレンジの図太い音色が。 さすがラリースト。
SS待ちのときにタイヤを蹴ってもらい突貫で修正。 残り2本のSSもなんとかクリアしたが最初ほどスピードのせきれず残念無念。
結果はグループ゚Nで11位。 10位以内を目指していたのになぁ。 なんとも微妙な結果。 あのときぶっ飛んでなかったら。
昼飯はバーベキューだったみたいだがいまさらそんなもん食っても大して食えやしねぇ。
帰りでおなか痛くなっても困るから昨日購入していたパン2つ食べて爆睡。
チェックアウトが10時とも知らず、宿の管理人に起こされるまでひたすら寝て帰りに備える。
帰り道は混んでると思いきやすんなりと松山ICに。その後石鎚山SAで給油とS田さんのお土産選び。 一六タルトを勧めた。
うどんを買いたいとのS田さんの一声で徳島横断が決定。 吉野川SAでうどんを購入。 SAのおねーちゃんお奨めのどこかの製麺所のやつ。
ハズレじゃーないですね、大丈夫です。 おいしかったですか? (← おいしかったです)
徳島自動車道は基本1車線。 バスとかが前方にいるとかなり遅くなってしまうため、ここでスイッチオン。
少しびびっていたS田さんを横目に昨日の続きのナイトラン敢行。
バネットが唸りを上げながら遅いバスを次々にパス。 (オービス光ってないですよね?)
そのおかげもあってか21時頃に自宅到着。 次の日は普通に仕事で5:30起き。
月曜は仕事しながらずっとSSERのHPにあったTWITTERっていうエリアの写真を見てた。 (←
仕事しろ、仕事)
やっぱスピード足りんよな〜。 モトクロッサーで特訓かなぁ・・・。
長くなりましたが、これにてとりあえずおしまい。
全部読んで下さった方、お疲れ様でした。
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