OfficeAction ED 2008/10/26

 

 今回はS田がお世話になっているバイク屋さん、「チームねお」との共同ピットとなりました。
 いつも通り敬称略、 レポートは書いたS田の視点となりますのでご了承下さい。


 参戦したのは、

■チームねお
    
   1H: 英K 初レースだが林道経験豊富の急成長株。 KLX250
  
   
   3H: E長 前々回、プロダクションBで優勝。 XR250(MD30改)

■HSTR
   
   1H: HD原 坂内に続き2レース目だが、阪下走行経験有り。 KDX220R
 
   
   1H: S田 手術後の第1回目レース。 怪我しない体慣らし程度の予定。 DT200WR 
 
   
   3H: 稲Y  多忙な合間を縫って、多数レース参加。 XR250R(ME08)

   サポート: S尾 (写真無し)
 
   遊びに来た方: M野、N田 (写真無し)

 とまあ、こんな感じで、見所としては1Hでは急成長の若手2人と場数は踏んでいるが病み上がりのS田のどちらに軍配が上がるか?
 3時間では、セル無しXRの稲YがE長にどこまで迫れるか? ってな辺りでしょうか。

 というわけで、走行前後写真。


       −もちろんこっちが走行前−                −泥試合の走行後−

     
    英K号  KLX250

     
    HD原号   KDX220R

     
    S田号   DT200WR

     
    E長号   MD30改

     
    稲Y号   ME08


 そうなんです。
 予報では晴だったのに・・・晴を確認してエントリーしたのに・・・。
 当日は雨。 部分的には泥沼で、4スト勢有利な展開になりそうな予感。

 まず1Hから。
 1Hはルマン式スタート。
 S田、バイクには乗れるけどまだまともに走れません。足が絡まりそうになります。
 セル付マシンが快調にスタートする中、キックスタートの2スト勢はちょっと不利。
 
 1周目、チーム内のトップはS田。
 しかし、直後では4ストの図太い音を響かせた英Kが迫っています。
 HD原は出遅れた模様。
 数周この状態が続いた後、狭い登りでS田が前走車をパス。
 引っ掛かった英Kとの差を広げたのですが・・・。


 −同じ場所を走る3台の比較−

   
      英K             S田                   HD原


 下りの狭いつづら折りでS田の目の前のレディスKXがエンスト。
 ぶつかる訳にはいかぬと何とか止まったものの、そこには足場が無くS田転倒。
 ブーツが挟まって抜け出すのに苦労している脇を他のマシンが数台抜いていき、その中には英Kの黒いKLXも。
 
 トラップはもう一つあった。
 ヒルクライムセクション。
 正確にはヒルクライムという程ではないのだが、そこで渋滞発生。
 先行ライダー達は順番待ちをしている。
 
 HD原、S田は素直に順番についた。
 一方、英KはE長の指示の元、お構いなしで上っていく。
 ここで正しいのは英K。

 マーシャルも坂の途中で止まったマシンを助けるため手一杯で、レース経験が少ないHD原が素直に待ったのは分からなくもない。
 ちなみにHD原はこのレース中、全ての渋滞で素直に順番待ちしたらしい。

 S田は「1Hは抜いてはいけないのか?」と勘違いしたのだが、これまでの経験からそこで「待つ」という判断をしたのはどう考えてもミス。
 2回目の渋滞からは待つ様な事はしなかったが、ここで待っていたおかげで英Kは見える範囲から遠ざかってしまい、ゴールまで二度とその姿を視界に収めることはできなかった。


  
      HD原  [KDX220R]                     英K  [KLX250]                     S田   [DT200WR]


 いや、でもそれなりにゴール直前まで頑張ったんですよ。
 先に転倒した場所で今度はWR−Fが目の前で転けてくれたんですが、謝りながら轢いたし(タイヤとリム程度ね)、ヒルクライムでは他車とバーエンドをぶち当てながら駆け上がったし、ゴール直前でも2台ほど抜いたし・・・。

 結局、英K、S田、HD原の順番のまま、レースは終了。



 次は3H。
 こちらは一斉スタート。
 スタートフラッグが振られても、例のごとくE長はスタートしません。
 最後尾から追い上げる作戦。
 しかし、実はその更に後ろからウィリーしながら走っていくマシンが。 招待選手でした。

 3Hは1Hとコースが異なります。
 どちらも今回は逆回りですが、3Hはモトクロスコースを広範囲で使います。
 阪下を知っている方なら、トレジャーハンティング小屋の上のセクションと言えば分かり易いでしょうか。
 で、問題はそこ。
 通常テーブルトップがあるのですが、登り傾斜の途中から斜めに降り、更に下り傾斜向けて斜めに上がって又降りるという嫌らしいセクション。
 1周目から渋滞が発生。
 スタート地点から遠目で見てもその様相がよく分かります。
 
 「あ、稲Yさんだ。」
 「あ、転けた。」
 「E長さん、追いついたけど詰まってるね。」
 「ん?斜面からバイクを落とし始めたぞ。」

 「ヘルメットだけは見えるんだけどね〜、なかなか下り側に上がらないね〜」

 「お、稲Yさんがのぼ・・・・って落ちた・・・」
 「こういうとき、キックって辛いよねぇ」
  
 「これ、山の上で見た方が楽しくない?」
 「じゃ、行ってみようか。そんなにハイペースで回れそうじゃないし。」 

 ここまでスタート地点で見ていた1H参加者とM野、S尾の会話。

  
            E長   [MD30改]                          [稲Y  ME08]

 トレジャーハンティング小屋の脇か裏道を上ると、なかなかハードなセクションが。
 通常なら上れない事は無いんでしょうが、1周目はどうやらかなりガレていた様です。
 上り下りも結構急で、下りでは突き刺さっているマシンも。

 セローが頑張っています。
 上っては落ち、上っては落ち。
 何度もチャレンジしていますが上れていません。 少なくとも私が見ていた間は。
 
 ちなみにEZ-9で出ていた方はそこまで到達出来ず、なかなか他の方々も帰ってこないので下の方でグルグル走っていたようですが、最後にはリタイヤされていたようです。

  
            もう、ドロドロの沼です                                  淡々と走るE長

 その後、1Hメンバーはバイクを洗ったりご飯食べたりしていたので3Hの詳細はよく分かっておりませんが、E長
は淡々と走り稲Yはなかなかエンジンがかからず苦戦した模様。

 終わってみれば、E長の堂々優勝。
 流石です。
 次回は、あのマシンでオープンクラス参戦でしょうか?
 お立ち台では遠慮がちな発言をしていましたが、本心はこっち。↓

   
  表彰式では遠慮がちなコメントのE長         本心はゴール直後のこのポーズ!         いい顔!

 というわけで、今回HSTRはチームねおに完敗。
 共同ピットだから仲間なんだけどね。(笑)


 ちなみに英Kはほぼ毎週林道へ走りに行っています。
 E長はTBIでの優勝経験を持ち、ラリーレイドモンゴルにも参戦する実力者。

 修行を積まねば・・・と(その場だけでも)心に誓うHSTRでした。


 しかし、次回、11/16のアネックスは英Kの得意とするコース。
 HSTRに勝機はあるのか?!
 いっそのこと、HSTRに引き込んでしまった方が早いのか?
 ちなみに来年の24耐では仲間に加わってくれるとのこと。


 おっと、大事なことを忘れてました。
 KTMのこんなバランスマシンがありまして。
 KTMと書いてあるだけで一桁値段が上がるのでしょうか?
 これに何分乗っていられるか という競技があったのですが、HD原君が3分オーバーをマーク。
 なかなか難しいのにヤルもんです。
 チームねおはこれは棄権したので、唯一のささやかな勝利でしょうか。(笑)

 
     見た目以上に難しいのだよ




−最後に−

 最後のジャンケンくじ引き大会では、稲Yが大きなサイズのウェアとモトパンをGET。
 後日、38インチのモトパンがちゃんとはけたと嬉しい様な悲しい様なメールが届きました。
 S田はラーメンセットがあたったものの「僕、一人暮らしなんです」というHD原に大半、残りは皆に配り手元に残ったのは2個。
 一方、HD原はTシャツ、とHSTR勢の商品GET率高し。
 ちなみにチームねおは用事で先に帰宅。

 最後の商品、ハンドガード。
 S田は最後の2人までジャンケンで勝ち残ったもののそこで敗退。
 今回で一番悔しかったのはこのジャンケンでした。

  
    S田 負けた瞬間   S尾さん撮ってたのね・・・


−おしまい−


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